ハノイ旧市街の喧騒の中に、ふと現れる落ち着いたたたずまいのチェー屋さん。
それが1975年創業の老舗甘味処、ボンムア(Chè 4 Mùa)です。
「ボンムア」はベトナム語で「四季」という意味で、その名の通り、季節ごとの素材を活かした多彩なチェー(Chè)が楽しめるのが魅力。

地元の人に長年愛されてきたお店ですが、観光客にとっても伝統スイーツとの出会いの場として人気なんです。

実際訪れたレポとともにご紹介します!
観光の合間に立ち寄りたい、落ち着いたチェー屋さん
お店があるのは、旧市街の中心エリア・Hàng Cân通り。
ホアベオからも徒歩2〜3分ほどととっても近く、チェーのはしごにもぴったりのロケーションです!

ボンムアの魅力は、なんといっても落ち着いた店構え。
エアコン付きの室内席に座り、通りを眺めながらチェーを食べるのも貴重な旅の思い出になります。
ℹ️ チェー(Chè)とは?
フルーツなどを甘いシロップや練乳と合わせて楽しむ、
ベトナムならではの伝統スイーツ。
食後のデザートやおやつとして、地元の人々に広く親しまれています。
特に暑い季節に訪れたので、街中歩き回ったあとに、涼しい空間でホッとひと息つけるのがありがたかったです。
季節ごとに変わる多彩なメニュー
ボンムアでは、その季節ならではの食材を使った彩り豊かなチェーがいただけます。

たとえば、暑い季節には
チェー・セン・ダ(蓮の実入り)、チェー・ハット・セン・ク・ナン(蓮の実とクワイ入り)など、ひんやり冷たいメニューが人気。

一方、冬になるとバインチョイ(お餅入りのあたたかいチェー)、チェー・サン・ノン(温かいキャッサバのチェー)といった、ほっとする味わいの温かいチェーが登場します。

寒い日の温かいチェーは格別ですよね!
価格は1杯20,000〜30,000ドンほどで、とてもリーズナブル。
気軽に食べられるのがうれしいですね♪
地元民が夢中で食べてたメニューは?

頼んだのは、Chè Sen Đá(チェー・セン・ダ)という、ハスの実入りの冷たいチェー。コリコリした新食感と、どこか懐かしいぜんざいの味が美味しくてあっという間に完食しました。
隣の席では、これを2つ頼んで、一気にかき込んでいる地元のおじさんの姿が。笑

地元の人に親しまれているChè Sen Đá(チェー・セン・ダ)。
ぜひメニューを見つけたら試してみてくださいね!
ちなみに私が気に入ってよく食べていたのはコチラ。

Sữa Chua Mít(スア チュア ミッ)という、ベトナム風ヨーグルト × ジャックフルーツの混ざったチェー。

ヨーグルトのホッとする味わいと、ジャックフルーツ・仙草ゼリーの独特な食感が合わさってどハマり。お店に行くたびに頼んでいました。
透明な丸い果物(?)もみずみずしくて美味しかったです。いまだに何かわからないんですが…。
しかも当時はメニューの読み方が分からず、黒板を指差して「No.7」と毎回オーダー。

店員さんも「オッケー!7番ね!」と快く理解してくれました。
こうした気楽なやり取りもありがたく、また来たいな、と思えるお店でした。

またハノイに行ったら必ず食べる予定です
ふらっと立ち寄れる、落ち着いたチェースポット
ボンムアは、旅行中でも気負わずに立ち寄れる、気軽なチェー屋さん。

店内は屋外の喧騒とは対照的に静かで落ち着いた雰囲気。
旅でちょっと疲れた時に、ゆっくりチェーを味わう場所としてもぴったりです。

注文は写真付きメニューを見ながら選べるので、言葉がわからなくても大丈夫です。どんな味か迷ったら、気になるものを直感で選んでみるのも楽しいですよ。

旧市街の雰囲気とともに楽しんで!

ハノイのチェー文化を満喫しよう
ボンムアといえば、もう一軒の人気店「ホアベオ」と並ぶ、ハノイ旧市街の2大チェー屋さん。

ホアベオのローカル感たっぷりな路上スタイルとは対照的に、
ボンムアでは少し落ち着いた雰囲気の中でチェーを楽しめるのが魅力です。
それぞれ違った良さがあるので、ぜひ両方を食べ比べて、自分のお気に入りを見つけてみてくださいね♪
Chè 4 Mùa(ボンムア)
住所:4 Hàng Cân, Hoàn Kiếm, Hà Nội, Vietnam
営業時間:9:00〜0:00
※最新状況は店舗情報をご確認ください