リバプール旅日記 まとめ

イギリス

リバプールはずっとずっと前から絶対に訪れたいと思っていた、憧れの場所。
音楽好きにはたまらない、ビートルズの故郷。ファンならではの聖地めぐりはもちろん、初めてのイギリス観光に期待と興奮で、行く前からお腹いっぱいだ。空港からのアクセス上、マンチェスターにも寄って大充実となった、リバプール観光をシェアします。

初のイギリス旅で

ドキドキでした

DAY1

マンチェスター空港に到着

リバプールへのアクセスにはマンチェスター空港を利用。こちらの方が飛行機アクセスがよく、マンチェスターからの移動は電車で1時間と少しで着く。

電車チケットの発券はTrainlineが便利。

と、アクセスの便利さもあるけれど、Oasisファンには必訪の都市。
早朝の薄暗い空港から、まずはマンチェスター・ピカデリー駅に向けて列車に乗り込みました。

荷物を預けてマンチェスター観光スタート

マンチェスターピカデリー駅に着いたら、人の多さにびっくり。
歩き回るにはまず大きいスーツケースを置いていかなくては。

便利だったのが駅構内にあるLEFT LAGGEGE。戻ってくる時間を伝えて簡単に置いていくことができた。身軽になったらいざマンチェスター観光へ!

SIMカードを現地調達

とにかくSIMがなくては始まらない。

Threeの店舗に駆け込み、SIMカードを購入。もちろん英語オンリーだが、観光客も多いらしく、購入からセットアップまでスムーズに完了した。店員さんも丁寧で、お店も居心地がいい。おかげで落ち着いて設定することができた。

SIMさえ手に入れば自由の身。年始で比較的落ち着いているマンチェスター街の散策スタート。

歴史を感じる建物に新型ショッピングモール。どこを切り取っても絵になるので、ただブラブラする時間も至福だ。

マンチェスター大聖堂

荘厳な雰囲気をまとった、まるで映画のセットのような古くて大きなマンチェスター大聖堂に到着。

こちらは入場無料。中に入ってみると、15世紀から建設されたという歴史を感じられる広々とした空間と、比較的新しいパイプオルガンとの調和が美しい。

色とりどりのステンドグラスも鮮やかで、どこを切り取っても絵になった。

カフェでラテタイム

教会のまわりをぐるりと歩いてみると、かわいらしい雰囲気のカフェを発見。


吸い寄せられるように店内へ。

ここではホットチョコをオーダー。大きめのカップにたっぷりに注がれて、上にはココアパウダーが。チョコのやさしい甘さが胃に沁みる。

思えば、駅到着後からずっと歩きっぱなしだったので、この休憩タイムにより食欲が刺激されてしまった。

それは同行の友人も同じだったらしく、満場一致で空腹を満たすことにした。

ピザとほっこりスープに癒される

ショッピングモールに戻ると、ちょうど昼時で、どこの店も列が。
夕方にはリバプールに向かうため、サッと食べて出かけられるように、軽めにピザとスープをチョイス。

Hasty TastyのピザとGREGGSのスープ。

どちらも濃い味で見た目より食べ応えがあった。
お腹が満たされたところで、リバプール観光続編へくり出した。

FOPPレコード店で音楽カルチャーを楽しむ

目を引くロゴが印象的なお店はFOPPという音楽専門店だ。


ズラリと並んだレコード類をはじめ、UKを代表するアーティストのポスターや、著名ミュージシャンのグッズなど、音楽好きにはたまらないスポットになっている。

音楽好きなら1日ここで潰せるかもしれないほど広い店内で、とても居心地良い。Oasisファンである私が、まさかマンチェスターのレコードショップでOasisのグッズを眺めている。なんとも感慨深い体験だった。

記念に買った

レコードバッグは宝物です

ジョンライランズ・ライブラリー

マンチェスター大学の図書館でありながら、一般見学も可能なジョンライランズ・ライブラリー。世界でもっとも美しい図書館にも選ばれるほど、雰囲気に圧倒された。

まさにハリーポッターの世界に入り込んだような感覚。細かい装飾まで凝っていて、惚れぼれしてしまいます。これが無料で解放されているなんて。

つい時間を忘れて見入ってしまった。

オアシスファンの聖地ボードウォーク・スタジオ

マンチェスターに来たからには、Oasisゆかりの聖地へ行かずには終われない。ということで、リバプール行きの電車時間とにらめっこしながら、ボードウォーク・スタジオへ。

ここは初期のオアシスが練習を重ねた場所であり、ノエル加入後の初ライブが行われた場所であり、オアシスの出発地点ともいえる重要スポット。

見逃すわけにいかないけど、小走りしないと電車が危ない、というギリギリの中、なんとgoogleMAPに嘘をつかれてしまい(!)違う建物に到着…。慌ててその建物の受付の男性に「ここってボードウォークですか?」と聞くと、「そうだよ!」と。恐らくボードウォークなる場所は複数あるらしい。

ダメ元で男性に「私たちオアシスファンなんだけど…」と話すや否や、「じゃあ向こうだよ!」と丁寧に住所を打ち込んで教えてくれた。なんて優しい対応なんだろう。感謝の意を伝え、なんとか無事にボードウォーク・スタジオに到着!

中に入れるわけではないので、外壁をパシャリ。滞在時間3分(笑)
それでもとても満足でき、いい思い出になった。ここからオアシスが始まったんだ、と思うと、胸がいっぱいになる。

目的を果たしたところで、リヴァプールへ。乗車時間がギリギリすぎて、マンチェスターの街を力の限りダッシュした。でも、なんだか幸せだった。

リバプール・ライム・ストリート駅に到着

ようやく今回の旅のメインとなるリバプールに到着。
マンチェスターの人の多さと比べると、だいぶ落ち着いた雰囲気だ。

ホテルはイビス スタイルズ リバプール センター デール ストリートを予約。駅から少し歩くけれど、隣にスーパーがあり人通りも多く、安心できた。

ホテルの内装もビートルズ一色で、とてもテンションが上がる。明日からのリヴァプール旅への期待を募らせながら、眠りについた。

DAY2

マシューストリート

ホテルでの朝食が済んだら、早速マシューストリートへ!


徒歩5分で到着できるのがありがたい。入口のジョンレノン像をはじめ、ビートルズゆかりの有名スポットを目の当たりにしてテンションが上がる。本当にリヴァプールに来たんだなぁと実感する瞬間でもあった。

決して長い通りではないけど、ビートルズの故郷を感じられる至福の体験だった。

The CAVARN CLUB

マシューストリートに来たならば、まずここは外せない。

ビートルズが初めてライブを行ったクラブとして名高いキャバーンクラブ。地下へと続く階段を歩いているだけでもワクワク。そして、扉を開けると、レンガ壁に希少な展示が広がる聖地にたどり着いた。

平日のためドリンク代のみで入場できた。運良く定期開催される無料ライブを観ることもでき、感無量。ビートルズ関連の展示はもちろん、有名なスター達がここへ訪れた軌跡も見ることができる。たくさんの音楽アーティストやファンから、いかにリスペクトされているかが伝わる。

グルメ バーガー キッチンでランチ

マシューストリートを抜けショッピングモールにたどり着いたところで、お昼休憩。ちょうど良さげなハンバーガー屋さんを発見。Gourmet Berger Kitchenという、ロンドン発祥のチェーン店だ。ミディアムサイズでちょうど良い食べ応えだった。


セットのポテトがサッポロポテト並みに細かったのはちょっと意外。

THE BEATLES STORYへ

旅の目的のひとつは、このTHE BEATLES STORY。外観のロゴ看板を見るだけで、ワクワクが止まらない。


オーディオは日本語選択可。ビートルズの音楽は聴いていても、バンドやメンバーの歴史を詳しく知る機会がない人には特にオススメだ。ひとつひとつの背景を知ると、よりビートルズを楽しめる。展示もかなり凝っていて、見た目も楽しめるのが良かった。

がっつり見逃さないよう廻ったせいか、かなり体力を消耗してしまった。笑
でも、リバプールの地でビートルズの歴史にたっぷり浸れた充実感で、幸せな疲労感だった。

プレミア大一番をBarで観戦!

なんとこの日はマンチェスターシティvsリバプールのプレミアリーグ超重要試合の日!

まさか現地で見られるなんて最高のタイミング。本当はスタジアム観戦したかったけど、地元サポーターですら入手困難のため、リバプールから見届けることに。

近くの観戦できるバーをホテルスタッフに教えてもらい、訪れてみると、その熱気のすごいこと。
ユニフォームを着たたくさんの人でごった返し、ビール片手に大盛り上がり。しかも相手がシティとなれば興奮はさらに高まります。

リバプールの地で地元民に紛れて一緒に観戦できたことは、一生モノの思い出となった。

DAY3

マジカルミステリーツアーバス

昨日に引き続きアルバートドッグに到着。この日は待ちに待ったマジカルミステリーツアー!ド派手な黄色いバスに乗り込んで、いざ出発。


英語のガイドさんに連れられて、ストロベリーフィールド、ポールの生家、ペニーレインなどを巡った。ノリノリのガイドさんとツアーのお客さんとともに、とてもピースフルな時間を過ごせた。

PIZZA EXPRESS でランチ

たっぷりビートルズの世界に浸ったあとは、熱々のピザを食べたい!ということで、リバプールワン内のピザエクスプレスへ到着。


お昼時で店外にも列ができてたけど、少しの待機で割とすぐ入店できた。トロトロチーズとシンプルな味付けがたまらないマルゲリータを秒で完食。ピザってこんなに美味しかったっけ?と思うくらい、改めてピザ好きになるきっかけに。店内も広々としていて、居心地が良い。ついつい長居したくなる良い店だった。

アルバートドッグを散策

何回目?(笑) ってくらい訪れているアルバートドッグ。今度は少しぶらりと散歩にやってきた。正月とあって、ファミリーや観光客で賑わっている。

観光スポットでお馴染みの、ビートルズ像を発見。実際並んでみると、かなり大きいことが判明。直接見て見ないとわからないこともあるんだなぁと改めて実感。

リヴァプール美術館でジョンとヨーコの展示会

愛と平和を発信し続けたジョンとヨーコの貴重なコレクションが展示される『DOUBLE FANTASY – John & Yoko』。

リバプールミュージアムの前を通ると、大きなIMAGINE PEACEの文字があり、近づいてみると、まさにDOUBLE FANTASY開催中!奇跡的に展示を見ることができた。

いかに2人が愛に溢れ、クリエイティブに世界平和を発信していたのか。かなりプライベートな写真や創作物が展示されて、とても刺激を受けた。天井に書いた”YES”の文字も、You are here と書かれたお土産のバッジも、偶然にしては出来すぎているほど、見られて良かったと思うものばかりだった。

リバプール大聖堂にギリギリ到着

リバプールのランドマーク的な存在であるリヴァプール大聖堂。日が落ちてきた閉館ギリギリのタイミングで、なんとかたどり着けた。高さ約100メートルの巨大な造りは、英国国教会のなかでも国内最大級の大きさなんだとか。


中にはいると、首が痛くなりそうなほどの高い天井と巨大なホールに圧倒される。美しいステンドグラスや荘厳なパイプオルガン。どれも圧倒的なスケールでほれぼれする。

実は大聖堂の上部に登れるらしいのだが、この日は時間オーバーで行けず。いつか大聖堂からリヴァプールを一望するべく、リベンジを誓ったのだった。

DAY4

初のバス乗車!

今まで徒歩移動だったところ、この日はついにバスに乗って移動することに。まずはバスの乗降に便利なWalrusカードを購入。Walrusという名称がすぐ浮かばずに、駅前の窓口で無事入手できました。

初の2階立てバスに乗れて、大満足!
せっかくなので2階に登ってみると、貸切状態に。2階の方が天井が低めなのね、などと思ったり。新鮮な体験となった。

カスバコーヒークラブ

ビートルズ目的でリバプールに来たなら、ここは絶対に外せない聖地。ビートルズの前身バンドであるクオリーメンのホームであり、バンドのスタート地点となる重要なクラブだ。

実は予約制だったと知らず、行き当たりばったりで来てしまった。そのせいか、門は少ししか空いてないし、敷地内に入っても入り口がどこかわからず、うろうろしてしまった。

これが入口かな?と思うところを開けようとしたら鍵がかかっている。さすがに諦めて帰ろうとしたところ、内側から男性が怪訝そうに出てきた。「君たちは誰?」と聞かれ、「日本からきたビートルズファンです」と告げると、全てを理解してくれたようで、中に入れてくれた。

予約もせず来たので、はじめは渋々ムードだったが、かなり細かく丁寧にクラブ内を案内してくれた。

ジョンの描いた星がそのまま残っていた。ここまで”本物”のビートルズに触れられるのは、ここだけなのでは。中に入るまでは不安でしかなかったけど、無事に見学できて本当に良かった。

coffeehouse amoでカフェ休憩

カスバコーヒークラブから徒歩2分ほどの近場に、かわいいカフェを発見。
外装のハートに目を奪われて、入店してみると、内装もかなりかわいくて居心地がいい。

暖かいホットティーを底深めのティーカップでたっぷりいただいた。柔らかいソファーに座りながらのティータイムは、冷えた身体をゆっくり温めてくれて、とても癒された。
もし近所にあったら毎日通ってしまいそうなほど気に入ってしまった。

リバプールFCのアンフィールド見学

バス移動で次にたどり着いたのは、名門リバプールFCの本拠地、アンフィールド!

長い歴史と数々の伝説が生まれたスタジアムは、壮大すぎて感無量。記念にぐるりとスタジアムの周りを歩いてみたけれど、あまりの大きさに足がクタクタ。


残念ながらスタジアムツアーには間に合わず。けれど、自由見学スペースだけでも充分に見どころがあった。併設のショップもかなり広く、展示も豊富で楽しめた。

いつかスタジアム観戦したい!

圧巻のワールドミュージアム

日が暮れて数時間しかいられなかったけど、ワールドミュージアムに滑り込むことができた。ここは国立の自然史博物館。


6フロア各ジャンルに分かれていて、特に6Fの宇宙系が楽しすぎた。プラネタリウムに間に合わなかったのが悔やまれるものの、無料とは思えないクオリテイでとても見入ってしまった。

どのフロアも興味深かったけれど、閉館時間になり足早に退出。あんな名残惜しい気分になったのは久しぶりだった。

The Lobster Potでフィッシュチップス

イギリスに来たなら食べておきたかったフィッシュ&チップス。駅近くのThe Lobster Potに寄ってみると、仕事終わりと思われるお客さんで溢れていた。


カウンター脇にある小さなテーブルで、念願のフィッシュ&チップスをいただいてみる。ジャンクな味付けとサクサクの衣がたまらなく美味。ポテトも食べ応えがあるサイズで、冷めないうちにペロリと食べ切った。

イギリスの伝統フードを現地で食べられて感無量。いつか英国各地のフィッシュ&チップスめぐりを敢行してみたい。

マシューストリートのパブでライブ鑑賞

ついにリバプール最後の夜。心残りのないように、マシューストリートを散策することに。SGT. PEPPER’Sというミュージックパブがあったので、すかさず店内へ!

ちょうどバンドがライブ中で、とても賑わっていた。週末の夜を楽しむ地元の人に混ざって、大いに楽しませてもらった。大声で歌ってる人、友達とジャンプしてはしゃいでる女子たち、隅っこで固まって飲んでる人、それぞれのスタイルで過ごす自由なパブ。飛び入りで入っても違和感なく、居心地の良い空間だった。

DAY 5

エティハドスタジアムでシティ観戦!

リバプール滞在を終えて、マンチェスターまで移動。今回の旅のラストイベントは、名門マンチェスターシティのホームスタジアム、エティハド・スタジアムでサッカー観戦!

さすがにプレミア戦は取れなかったので、FAカップ戦。事前購入したチケットのQRコードをかざして、とてもスムーズに入場できた。巨大なエティハドスタジアムの観戦はとてつもない迫力。コート近くの席で、選手のボールを蹴る音や、芝生を走る音がリアルに聞こえる距離感に感動した。

まさかシティの試合を生で観戦できるなんて。夢の中にいるような、不思議な気分だった。一生の思い出がまたひとつできた。

エスケープラウンジ

夢のようなリバプール・マンチェスター観光はこれにて終了。マンチェスター空港に戻り手続きを終えると、エスケープラウンジでしばし休憩。


振り返ってみると、どれもレジェンド級の思い出ばかりで、心にジーンとくる旅だった。スマホの写真を何度も見直してはニヤニヤしている。深々とソファに腰掛けて、温かいココアを飲みながら。

ー完ー

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